—お近くですか?
所沢市内からです。
—杖を使っていらっしゃるんですね?
この夏に病気をしまして。全然歩けないし、手足が動かなくなる病気になっちゃったんです。
今月の頭に退院したばかりです。
—断乳はその前にしたんですか?
3月に断乳をしました。おっぱいの出が良くてとまらなくて、1ヶ月に1度通う予定でした。でも6月の末にこちらに来たのを最後に3ヶ月入院して、母乳は薬で止めました。先日、退院してから最後の手技を大平先生にしてもらいました。
—お母さん入院中、娘さんは頑張りましたね!
人生最大の試練は断乳だったんだと思います。それを乗り越えた後だったから、やっぱり強いなぁと思って。
—断乳ってそんなに大きい出来事ですか?
大きかったと思いますよ。
断乳の日、たぶん一睡もできなかったんだと思います。次の日朝起きてから、「おっぱい」とは言わないですけど、おもちゃで遊びながらひとりで「がんばってがんばって」って自分に言ってる。
—大好きだったんですね。それまではコンスタンスに授乳を?
2〜3時間おきでした。夜なんかは、一晩中くわえてて。産まれてからずっと大好きですね。
生後半年くらいまでは1日20回くらい授乳してました。
—それで通いはじめたんですか?
飲み方が下手なのと、妊娠中からここが良いというのを聞いていて。
—噂はどちらで?
職場の人からですね。今、高校生になるお子さんがいる人もずっと来ていて「何かあったら大平助産院だよね。」って。
—母乳にこだわりが以前からあったんですか?
私はアレルギーで苦労したんです。アレルギーは遺伝するので、すごく心配していたんです。
そしたらアレルギー科の先生に、完全に予防できるかはわからないけど、できるとしたら「母乳で育てること」と言われたんです。
アレルギー体質を移行させないためには、母乳だ!と思いました。
—今、お母さんの体調は大丈夫ですか?
仕事は休んでいます。杖ついて看護業務はできませんから(笑)
—年明けの仕事(看護師さんだそうです。)復帰を見据えて、リハビリや子育てを頑張っていらっしゃいました。
今日は、おっぱいが大好きだった娘さんの断乳証書をもらって帰宅されました。
信念と強さを持ったKさんの貴重なお話しを伺うことができました。